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長期投資の秘訣: 【ヤマウHD(5284)】高配当株で資産形成

[2024年4月16日更新]

安定した収益を求める投資家にとって、高配当利回り株は非常に魅力的です

特にヤマウHD(5284)の株は、その高い配当利回りで知られ、4.11%(2024/4/16時点、特別配当込み)となっており、堅実な資産運用を目指す方々に注目されています

本記事では、ヤマウHDの配当政策とその利回りの背景に迫り、投資家が知るべき重要なポイントを明らかにします

ヤマウHDの配当状況

IR BANKのデータ

まずはIR BANKと呼ばれる企業の財務情報サイトから1株あたりの配当金と配当性向を見てみましょう

分析結果

1株配当は年々微増傾向でしたが2021年の3月に急激に上昇していますね

実は同社は2021年4月から2024年3月まで特別配当を実施しており、それによって配当額が上がっています

したがって2020年3月期での配当利回りは3.86%となっています

この利回りでも十分高配当であり、今までの水準に戻ったとしても増配しつつ高配当が受け取れるでしょう

配当性向に関して数年前は数%程度でしたが、近年では徐々に増加しており30%台になってきています

これも特別配当によって30%程度に上がっただけで、元の水準に戻ったらまた2020年3月期の10%程度に戻るのでしょうか

しかし詳しくは後述しますが、ヤマウHDは2023年2月24日に配当方針は30%程度を目安に配当を続けるそうです

もしかしたら特別配当が終わった後も利回りはそのままかも?
という淡い期待で私は待っていようと思います

ヤマウHDの配当方針は?

先述した通りヤマウHDは以下のように配当方針を発表しています

当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要政策として位置付けております。
その観点から財務の健全性と、在るべき生産体制確立に向けた設備投資及び将来の戦略的投資に必要となる内部留保を確保しつつ、株主の皆様への更なる株主還元を実施してまいります。
これらのことを踏まえ、利益配分につきましては、財務の健全性を前提としながらも、連結配当性向30%程度を目安に業績に応じた配当を実施することを基本方針といたします。

[引用元:ヤマウHD株主還元方針]

長々と書きましたが、要するにヤマウHDは現在の配当性向である30%程度を維持し続ける予定だそうです

この配当性向は全く無理している水準でもなく、十分続けていける数字なのでこれからもこの配当基準を続けてほしいですね

ヤマウHDはどんな会社?

ヤマウHDを3点にまとめてみました

1. 事業の多様性と経営の安定性
ヤマウHDは、コンクリート事業や水門、地質調査、メンテナンス業などインフラ整備事業を行っています

インフラ整備はどんな時でも必要とされるため、手堅く安定したビジネスだと言えるでしょう

これにより、同社は不確実性の時代においても、ゆっくりと持続可能な成長を目指しています

2. 国際的な事業展開
同社は、国内外の市場でインフラ整備に関連する幅広い事業を展開しています

特に、アジア地域においては、インフラ新設から維持補修・更新需要へのシフト加速に伴い、技術・工法の提供を強化しています

これにより、地域社会の発展に貢献し、グローバルな事業展開を進めています

3. 未来への事業投資
ヤマウHDは、2035年を目標年度とする長期ビジョンに基づき、人材不足時代を勝ち抜くために様々なことに取り組んでいます

具体的に人的資本経営の推進、製造・施工プロセスの機械化・省人化、新製品の開発に注力し、更なる収益成長を目指しています

ヤマウHDの将来性

IR BANKのデータ

続いては売上高・営業利益のデータを見てみましょう

分析結果

売上高は直近は少し下がったものの、基本的には増加傾向にあります

事業の多様化と国際市場への進出が奏功した結果、増加するようになったのでしょう

また営業利益に関しても2009年には赤字になってしまっていますが、そこから増益傾向で着実に利益を上げています

効率的な経営とコスト管理が反映されていると言えるでしょう

ヤマウHDの総合的な財務状況はいかに

最後に
・営業利益率
・EPS(1株当たりの純利益)
・自己資本比率
・営業CF
・現金等
を確認しましょう

IR BANKのデータ

分析結果

これらのデータから

営業利益率
2009年では赤字になってしまっていますが、それ以降はヤマウHDの営業利益率は一貫して改善しており、何と10%以上にまでなっています

これは平均値の5%の倍以上の数値であり、これからも増加傾向で増えていきそうですね

EPS(一株当たり利益)
EPSは、長期的に見て増加傾向にあり、株主に対する純利益も増加しています

自己資本比率
2008年からどんどん増加しており、現在では40%に突入しました

あとはこのまま50%で安心、70%以上で優秀の基準にまで増加してほしいですね

営業CF(営業キャッシュフロー)
数値にぐらつきはあるものの、一貫してプラスを維持しており、安定した現金収益を生み出していることが分かります

現金等
基本的に増加傾向にあり、2022,23年では少し減少傾向にありますね

これは予測ですが特別配当でお金を使った結果減少したのではないでしょうか

2020年3月までは配当性向10%台であり、今までが配当を出さなさ過ぎたということではないだろうかと考えています

ヤマウHDの配当金に関するまとめ

いかがでしたか

ヤマウHDは地質調査・土木工事事業、コンクリート事業、水門事業等のインフラ事業によって安定収入を生み出しています

この安定収入をもとに株主還元をしてくれているので、配当に関しても安定して出してくれるでしょう!

私が考える「高配当株の条件」が何か分からない人は以下の記事を参考にしてください。

この記事が高配当投資に興味のある方の参考になれば幸いです。
今後もおすすめの銘柄を紹介していきますので、ぜひチェックしてください!

出典:IRBANK(アクセス日:2024年4月16日)

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ティミー
♦仕事:大手メーカー(生産技術) ♦副業:ブログ(2024年2月から開始) 今年の投資ブームを受けて、今まで培ってきた高配当株投資の知識をアウトプットしつつ皆と共有したいと思いブログ開設。将来に備えて、配当収入での不労所得を目指しています。