[2024年4月17日更新]
この記事では、高配当投資におすすめの銘柄の一つである品川リフラクトリーズ(5351)について、配当金や利回り、増配や業績などを分析していきます。
品川リフラクトリーズは、耐火物やセラミックスなどの製造・販売を行う安定企業で、1株あたり68円(2024/4/17時点)の高配当金を支払っています。
また、3期連続の増配を発表し、財務状況も安定しています。
このような魅力的な銘柄に投資するメリットや注意点を詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
品川リフラクトリーズの配当金は高水準!
IRBANKからのデータ
まずはIR BANKと呼ばれる企業の財務情報サイトから1株あたりの配当金と配当性向を見てみましょう
分析結果
1株当たりの配当金68円と高く、配当性向は一時期50%近くの年もあるもののほとんど30%台以下にとどまり、紹介していた基準をクリアしていると言えるでしょう
また配当利回りも3.74%(2024/4/17時点)と高水準である点も魅力的です
品川リフラクトリーズは増配を続ける安定企業!
先ほどのデータからも、この会社は配当性向が低く、利益を再投資する余力があります。
その結果、2024年3月期で3期連続の増配を発表することができました
品川リフラクトリーズの配当利回り(予想)は4.32%となった。この配当予想が実現すれば“3期連続増配”を達成することになる。
[ダイヤモンド・オンライン](2024年3月期は前期毎140円, 1株あたり340円$) (2024/4/17)
これからも配当の継続性が高く、配当金の支払い能力が十分にあると言えるでしょう
品川リフラクトリーズってどんな会社?
配当金と利回りだけで判断するのではなく、どんな企業であるかもしっかり調べましょう
この企業の特徴をまとめると以下の3点です
・耐火物やセラミックスなどの製造・販売を行う
・国内外に拠点を展開し、多様な産業に製品を提供する
・高温・高圧・高速などの環境に対応した技術力が強み
超安定した大企業であり、堅実な利益を上げていますね
品川リフラクトリーズの業績は堅調!
IRBANKからのデータ
続いては売上高・営業利益のデータを見てみましょう
分析結果
ご覧の通りどちらも右肩上がりであり、急激に上がりすぎることもなく、着実に利益を上げていることが見て取れます
またその要因として決算資料を見ていると
・国内外の需要回復や新製品の販売拡大などで収益を押し上げている
・コロナ禍の影響や原材料価格の上昇などのリスクにも価格改定や海外事業の好調で対応できた
とあることから、やっぱり大企業ならではの強みがありますね
普通の企業ではなかなか値上げなんてできませんからね
こういう時にもしっかりと値上げをして利益を確保する企業は強いと思います
品川リフラクトリーズの財務状況はいかに!
最後に
・営業利益率
・EPS(1株当たりの純利益)
・自己資本比率
・営業CF
・現金等
を確認しましょう
IRBANKからのデータ
分析結果
これらのデータから
・営業利益率は9.05%で10%近くもあるため、かなり優秀な利益率であることが分かるでしょう
・EPSは2021年3月に一旦下がったものの、基本的に右肩上がりの成長傾向である
・営業CFは2009年と2018年以外はずっと増加し続け、この2年に関しても黒字であるため優秀でしょう
・現金等は増加傾向にあるため、資金が潤沢にありこれからも配当を出し続けられるでしょう
品川リフラクトリーズの配当金に関するまとめ
いかがでしたか
品川リフラクトリーズは私が先日書いた「高配当株の条件の8つ」全てに当てはまっていましたね
「高配当株の条件の8つ」が何か分からない人は以下の記事を参考にしてください。
この記事が高配当投資に興味のある方の参考になれば幸いです。
今後もおすすめの銘柄を紹介していきますので、ぜひチェックしてください!
出典:IRBANK(アクセス日:2024年4月17日)