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【日本電技(1723)】:安定した高配当を約束する企業

[2024年4月14日更新]

投資の世界において、安定した収益を求めるならば、高配当株投資は有力な候補になり得るでしょう

日本電技(1723)は、その堅実なビジネスモデルによって安定した配当を出し続けており、現在の配当利回りは3.13%となっています

この記事では、日本電技の事業内容、財務状況、そしてどのような点が魅力的な高配当株なのかを、初心者にも分かりやすく解説します。

日本電技の配当状況

IR BANKのデータ

まずはIR BANKと呼ばれる企業の財務情報サイトから1株あたりの配当金と配当性向を見てみましょう

分析結果

1株あたりの配当金は一度減少に転じているものの、無事に盛り返して順調に増加しています

配当性向は30%台にとどまっており、株主に還元しすぎず将来の投資への余力を残したちょうどよい塩梅の数字だと言えます

このように増配しつつ配当性向が安定している状態は、同社が堅実な経営を行っており、成長の余地も残している表しています

また配当利回りも3.0%となっており、決して高いとは言えませんがこれから増配していくことを考えると利回りも増加していくため、魅力的な投資先の一つだと言えます

日本電技は配当方針は?

日本電技の配当方針はDOE(株主資本配当率)を4%を基準に累進的に配当していくという方針を立てています

DOEとは会社が稼いだお金の中から、株主にどれくらい配当として返しているかを示す数字です。

例えば、DOEが4%だと、会社が100円稼いだら、4円を株主に配当として支払っていることになります。

DOEの平均値は2%とされている中で2倍の設定を課していることから、株主還元を第一に考えている企業だと分かります

日本電技はどんな会社?

日本電技等を3点にまとめてみました

1.空調自動制御のパイオニア
日本電技は、空調の自動制御を得意として様々な工場の省エネルギーと快適な環境づくりに貢献している会社です

ビルや工場の空調の他にも生産ラインなど、各種設備・機械装置を計測・制御することで、作業環境や生活空間の省エネ化・省力化・快適化にも取り組んでいます

これにより、オフィスビルや工場などの効率化と最適化を図っています。

2.安定した経営基盤と継続的な成長
日本電技は、資本金約4億7千万円、従業員数844名という安定した経営基盤で経営が行われています

また、継続的な研究開発により、新しい技術やソリューションの開発を通じて、計装技術の可能性を追求し、快適な暮らしと地球環境の創造に貢献しています。

3.将来への目標
人材確保・育成に向けた人的資本投資を充実させ、2031年3月期にROE10%以上、営業利益60億円、売上高450億円を目指しています

以上の3点から、日本電技は技術革新を重視し、安定した経営基盤を持つ、工場の自動制御システムのリーディングカンパニーであると言えるでしょう。

しかし、私が決算等を調べている限り海外への客はいないように感じたので売上の殆どは内需に頼っている状態だと思います

これからの時代、海外とのやり取りは必要不可欠なのでこの点は少しだけ心配ですね

日本電技の将来性

IR BANKのデータ

続いては売上高・営業利益のデータを見てみましょう

分析結果

まず売上高に関して、順調に増加しているのが分かりますね

特に今年の売上高が大きく増加していますが、決算によると近年、工場や首都圏等の再開発を中心に旺盛な建設需要が継続しているためだと書かれています

また同社は省エネルギー化にも取り組んでいることから、建物改修の案件も堅調に伸びていることも影響しているそうです

近年はまた半導体関連の工場が日本に建てられつつあるので、それらの工場建築で需要が伸びていくことも考えられますね

営業利益に関しても順調に増加しており、この数値も上記の理由から伸びていると思われます

日本電技の総合的な財務状況はいかに

最後に
・営業利益率
・EPS(1株当たりの純利益)
・自己資本比率
・営業CF
・現金等
を確認しましょう

IR BANKのデータ

分析結果

これらのデータから

営業利益率
平均を超える10%台を保てていますね

決算等を見ていると、空調計装関連事業の需要増加や売上高の増加や工事に対する効率化によって利益を押し上げていると見られます

EPS(1株当たりの純利益)
売上高も上がっていることからEPSも増加傾向ですね

これによって会社の収益性も増加傾向にあることが伺えます

自己資本比率
こちらも増加傾向にあり、私が良い高配当株の条件である70%台にも乗っかってきました

借金も少なく、安定した経営ができていますね

営業CF
少し上下はあるものの、赤字はなく、基本的には黒字を保てていますね

現金等
売上高の増加やコスト管理の改善によって手元の現金を安定的に残せていると言えます

以上のことから、同社は財務的には健全であり、特に空調計装関連事業の成長が全体の業績を牽引していることが見て取れます。

将来的な投資や事業拡大のための資金基盤がしっかりしているとも言えるでしょう。

日本電技の配当金に関するまとめ

いかがでしたか。

これから日本に対する半導体工場の建設ラッシュに伴い、日本電技が持つ空調の自動制御の技術や工場の省エネルギー化の技術はきっと役に立つものでしょう

また同社は増配にも熱心であるため、これからも株主還元のために頑張ってくれると思います!

「私が重視する高配当株の条件」が何か分からない人は以下の記事を参考にしてください。

この記事が高配当投資に興味のある方の参考になれば幸いです。
今後もおすすめの銘柄を紹介していきますので、ぜひチェックしてください!

引用:IR BANK(アクセス日:2024年4月14日)

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ティミー
♦仕事:大手メーカー(生産技術) ♦副業:ブログ(2024年2月から開始) 今年の投資ブームを受けて、今まで培ってきた高配当株投資の知識をアウトプットしつつ皆と共有したいと思いブログ開設。将来に備えて、配当収入での不労所得を目指しています。