オススメ銘柄

【SBIグローバルアセットマネジメント(4765)】高配当株の隠れた名品!その理由を徹底解説

この記事では、高配当株の中でも隠れた逸品であるSBIグローバルアセットマネジメント(4765)について、仮想通貨XRPで利回りをアップさせる方法や、業績や財務状況の詳細などを分析していきます。

SBIグローバルは、金融機関の運用受託や金融情報の評価・データ提供を行う企業であり、現在1株あたり21円の配当金を支払っています。

また、2023年3月期まで14期連続の増配を発表をしており、財務状況も良く、新NISAが始まることからもまだまだ伸びしろがある企業です

そして株主優待として3月末に仮想通貨であるXRPを100株以上500株未満なら2500円相当、500株以上ならば10000円相当貰えるため、それ等を考慮した配当利回りは

通常の配当利回り2.37%
XRPの利回り1.94% (1XRP = 66.5円で計算)
合わせて2.37% + 1.94% = 4.31%となります

今回はこの企業について私がおすすめする理由となる財務状況や企業の事業などの紹介を分かりやすく解説するので、ぜひ最後までお読みください。

SBIグローバルアセットマネジメントの通常の配当金は平均水準だけど...

IRBANKからのデータ

まずはIR BANKと呼ばれる企業の財務情報サイトから手に入れてきた以下の情報をご覧ください

1株配当と配当性向

 

分析結果

1株当たりの配当金21円とあり、配当性向は直近までどんどん配当性向が増えている
一昨年あたりには何と100%を超え、去年は突然30%台となっている

配当性向が高すぎることによるメリットは株主還元をしっかりしているため、投資家たちにはしっかちお金が入り、さらに人気株となることで株価も上昇でハッピー♪

一方、デメリットは100%を超えるということは収益以上のお金を配当に回しているため、会社のお金が減り、他社との競争力減に繋がってしまうこと。

ただ、増配したのに配当性向が下がっているということは利益が大きく増えたからだと言えます

その理由として、実際に2023/3に当企業では

・80億円の特別計上
・運用残高が増加によりアセットマネジメント事業の売上高が増加した

この2点によって収益が上がったために増配したものだと考えられます

特別計上に関してはその年だけの出来事なのでこれによって企業の利益がどんどん増えていくことはなさそうです

なのでこれからも配当性向はまた少しづつ増加傾向に戻っていくことでしょう

したがって、少し注意しつつ全力投資することはやめた方が良いのかな?と考えています

また配当利回りも2.37%(2024/3/3現在)であるため、配当はあるもののこれだけでは高配当とは言い辛いでしょう

優待で貰えるXRPが魅力的

先ほども言った通り配当利回り約3.5%以上で高配当と言えるため、2.37%では高配当とは言い難いでしょう

しかし100株以上の株主が貰える株主優待がなかなかに優秀であり、それらを合算した時の利回りは4%を超えるため、お得だと思います

下記が貰える優待の表です

 

引用:「SBI Global Asset Management 株主還元(配当・株主優待)」

 

株式新聞ウェブ版の方は正直微妙かなと思います。
これだったら日経新聞の方が良いんじゃないかなと思います

一方、仮想通貨のXRPの方は値幅も激しいため、大きく儲けるチャンスにもなる。
大きく損しても、もともと優待で貰っているなら痛くも痒くもないでしょう

仮想通貨にチャレンジするのはなかなか怖いと思う人も多いでしょう
私もそうです(笑)

しかし株主優待で実質無料で貰えるならば、お試し感覚で貰ってみるのも面白くないですか?

ちなみに冒頭でもお伝えした通り2023年12月の時

1XRP = 60円で株価が773円で利回り1.94%だったので

合わせると2.37%+1.94%=4.31%の利回りになります

 

SBIグローバルアセットマネジメントってどんな会社?

配当金と利回りだけでなく、どんな企業であるかもしっかり調べてみましょう

この企業の特徴をまとめると以下の3点です

・お金を預かって運用したり、投資信託の情報を提供したりしている会社
・高配当株やインド株などの人気テーマに対応した投資信託を作り、低コストで良質な商品を提供している
・積み立て投資先として人気のあるS&P500と同じ動きをする「SBI-SBI・V・S&P500インデックスファンド」を提供・運用している

新NISAで日本人の投資意識が高まっているので、ますます需要が高まりそうな企業ですね

SBIグローバルアセットマネジメントの業績は堅調!

IRBANKからのデータ

IR BANKのデータを見てみましょう

売上高と営業利益

 

分析結果

ご覧の通りどちらも右肩上がりであり、急激に上がりすぎることもなく、着実に利益を上げていることが見て取れます

またその要因として決算資料を見ていると

・投信などの運用残高が増加傾向であるため、手数料等で収益が増加している

・上記の運用残高増加に加えて、新たに作成した投資信託に関しても、運用資産が増加傾向にあるためROE(自己資本利益率)が向上し、収益が増加している

とあることから、全体的にROEが増加することによって自己資本を効率的に利益に変えられている良い企業だと分かりますね

 

SBIグローバルアセットマネジメントの財務状況は安定!

IRBANKからのデータ

最後にこれらのデータを確認しましょう

 

 

 

 

分析結果

これらのデータから

営業利益率:営業利益率が21.0%となっており、平均値の5%を大きく上回っているということは、企業が売上高の大部分を利益として確保できているので、効率的な経営が行われていると言えますね。

EPS(一株当たり利益):EPSが60.7円/株となっており、これは企業の利益を株式数で割ったものです。EPSが増加しているということは、企業の収益性が向上しているということを示しています。

自己資本比率:自己資本比率が大体80~90%をキープしており、自己資本比率が高めであるため、借金に依存せずに経営が行われているということなので、財務が健全であると言えます。
ただ直近では70%台に落ち込んでいるのは少し心配。注意していきましょう

営業CF(営業キャッシュフロー):営業CF(キャッシュフロー)が増加傾向ということは、企業が利益を効率的に挙げることが出来ていますね

現金等:最近の配当が一株当たり21.00円で、前期比で4円00銭の増配となっていることも考慮すると、まだお金には多少の余裕はありそうですね
しかし、直近では下がっているため配当性向が高すぎたことが原因かもしれないので注意は必要です

SBIグローバルアセットマネジメントの配当金に関するまとめ

いかがでしたか。
SBIグローバルアセットマネジメントはXRPの利回りも考えると、高配当株と言えそうですね

しかし配当性向が高く、直近の現金等も減少しているため、少し無理して配当を出している感も否めません

この銘柄に投資するときは注意深く少しづつ投資していくべきだと思います

「高配当株の条件」が何か分からない人は以下の記事を参考にしてください。

この記事が高配当投資に興味のある方の参考になれば幸いです。
今後もおすすめの銘柄を紹介していきますので、ぜひチェックしてください!

出典:IRBANK(アクセス日:2024年3月3日)

ABOUT ME
ティミー
♦仕事:大手メーカー(生産技術) ♦副業:ブログ(2024年2月から開始) 今年の投資ブームを受けて、今まで培ってきた高配当株投資の知識をアウトプットしつつ皆と共有したいと思いブログ開設。将来に備えて、配当収入での不労所得を目指しています。