[2024年4月17日更新]
投資においては、安定した収益と将来性のある成長を兼ね備えた企業を見極めることがカギとなります
システナ(2317)は、安定した収益と将来性のある成長という二大要素を持っている理想的な投資先だと考えられます。
この記事では、システナの配当利回りが3.86%(2024/4/17時点)に達し、配当性向が42.35%であることを踏まえ、初心者でも理解しやすい形でシステナの高配当株としての魅力を解説します
投資家が求める安定した収益をもたらす可能性を秘めたシステナについて、現在の財務状況、そして将来の見通しを掘り下げていきましょう
システナの配当状況
IR BANKからのデータ
まずはIR BANKと呼ばれる企業の財務情報サイトから1株あたりの配当金と配当性向を見てみましょう
分析結果
1株配当が過去10年間で見ても減配は一度もなく、むしろ配当の維持か増配を維持しています(ちなみにこの状態を累進配当といいます)
また配当性向は2010,2012,2015年がかなり高いもののここ数年は30,40%台にとどまっており、安定して配当を出し続けられる状態だと言えます
配当性向が高いことは配当を続けられないという危険性を持っていますが、意地でも減配はしないぞ!という企業の意思表示とも取れる
なので、株主還元をとても重視している企業であるととれますね!
(もちろんバランスが良いに越したことはないですが)
1.63円,1.81円などすごい細かく金額を刻んでるので、何としても累進配当を続けたいのでしょうね(笑)
システナ株式会社の配当金は安定して増えている!
システナは、堅実な経営と着実に業績を上げていくことで、株主還元にも力を入れています
先ほどのデータから、配当性向が一定の範囲内で安定しており、利益を再投資する余力も保持しています
実際に今年度(2024年3月期)も、前年比で配当金の増額を発表し、3期連続の増配を実現しています
システナはこれからも安定した配当を継続し、株主還元に力を入れてくれる企業であり続けるでしょう!
システナってどんな会社?
幅広いITサービス: システナは、IT製品の販売からシステム開発、システム運用・保守・自動化、IoT、ITサポート、IT環境の構築など幅広いITサービスに関わっています。
国内外への事業展開: 東京本社をはじめ、大阪、横浜、名古屋、札幌、広島、福岡など、国内に多くの事業所や開発センターを持ち、海外にも事業を展開しています。
将来性のある技術: システナは、自動走行向け遠隔運行管理システムやデバイス制御用ソフトウェアの開発など、現在話題のAI開発に携わっています
幅広くIT事業に関わり、それらで培った開発力を他社に貢献し続け、安定成長を続ける会社ですね
システナの業績から将来性アリ
IR BANKからのデータ
売上高・営業利益のデータを見てみましょう
分析結果
売上高と営業利益の両方とも右肩上がりであり、順調に利益を上げていっていますね
システナはDXや様々な会社の新規事業プロジェクトに関わることによって、通信分野における技術力が向上し、さらに請負だけでなくプロジェクトの提案も担うことで売上を伸ばしています
またシステナは、自社サービスを通じて他社のコスト削減に貢献しています。
非効率なシステムを効率的なものに置き換え、業務効率を向上させることにより、複数の企業から対価を得て、効率的に収益を上げています。
システナの総合的な財務状況はいかに
最後に
・営業利益率
・EPS(1株当たりの純利益)
・自己資本比率
・営業CF
・現金等
を確認しましょう
IR BANKデータ
分析結果
これらのデータから
・営業利益率:基本的に右上がりであり、平均値の5%を超えているうえに現在も伸び続けているため、調子はかなり良いと言えるでしょう
・EPS(一株当たり利益):こちらも右肩上がりであり、順調に利益を上げていることが言えます
・自己資本比率:常に60%近辺をキープしており、直近では70%近くにまで向上しているので、借金を減らしていこうという動きがうかがえますね
・営業CF(営業キャッシュフロー):2010年に一旦マイナスまで落ち込んだものの翌年には回復し、2024年まで増加傾向であるため順調に利益を上げていますね
・現金等:ずっと右肩上がりで資金も潤沢にあるため、これからの増配にも期待ができますね
システナの配当金に関するまとめ
いかがでしたか。
システナは様々なIT分野に携わっているため、これからも伸びるであろうIT産業に大きく貢献しながら自社も成長していくことでしょう
その中で株主還元を第一に考えている姿勢も見られるので、非常に株主にとって良い会社だと私は考えています
「高配当株の条件」が何か分からない人は以下の記事を参考にしてください。
この記事が高配当投資に興味のある方の参考になれば幸いです。
今後もおすすめの銘柄を紹介していきますので、ぜひチェックしてください!
出典:IR BANK(アクセス日:2024年4月17日)